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採用を担当している、あるマネージャーが先日こんなことを言っていました。

最近の若い子達はみんな面接慣れしてるね。話も上手いし自己分析もよくできてる。でも個性がないよ、みんな同じに見えちゃうんだよなぁ…。

実際のところ、どうなんでしょう?なぜ、そんな風に見えてしまうんでしょうか?


就職活動を取り巻く環境
「就職氷河期」という言葉が生まれてからずいぶん経ちました。
20年前、バブルが崩壊しました。そのころから、買い手市場の傾向が少しずつ強まってきました。
10年前、「最悪の就職氷河期」と呼ばれ、多くの学生が就職できずに卒業しました。このころから、それまでボランティア中心だった就活支援事業がビジネスとして成立してきました。
そして今年、グローバリゼーションとリーマンショック後のバランスシート調整の影響から、さらに厳しい就職事情となっています。

10年前は「最悪」でしたが、今はそれよりもさらに厳しい就職状況と言えるかもしれません。


そんな中、企業の採用担当者は「最近の学生はイケてない…」とボヤきます。

最近の学生に対する企業側のコメントを見ると、「必死にやっていない」とか「個性がない」とか「表立った実績がない」といった言葉が目にとまります。40代のある企業の人事担当者などは、「最近の学生ってそもそも行動力がないんだよね。やる気あんのかな?」とまで言っていました。

僕は、そんなことはないと思います。
今の学生たちは僕らの世代が経験した「最悪の就職氷河期」よりもっと一生懸命やっていますよ。
セミナーに通い、企業研究も重ね、自己分析を何度も行い、グループワークや面接の訓練も本当に頑張っています。
そもそも、バブル期に「ゼミの担当教授が持ってくる10枚くらいのパンフレットを読んで、気に入った企業に決める」みたいな就職をした人には今の学生の苦しみなんて絶対に理解できないと思います。時代が全く違うのです。そういう意味で、「頑張っている」「苦労している」「行動している」という面において、今の学生は日本の現代史上トップクラスではないかと思います。

では、今の学生たちはバブル期の学生より優秀なのでしょうか?
…そんなこともないと思います。学生の優劣なんて、たかだか20年程度で劇的に変わるものではありませんよね。昔も今も、学生の質はほとんど変わりません。


つまるところ、今の学生たちが苦しんでいるのは「厳しい環境のせい」なのです。そしてその苦しい環境を作り出しているのは次のような要因です。

1.グローバル化
2.不況
3.就活ビジネス成熟化
4.学生の意識変化


1と2は誰でも知っているので割愛しますが、3と4は、具体的にどういったことなのでしょうか?
なぜ学生たちは、頑張っているにもかかわらず「個性がない」といわれ、苦労を強いられているのでしょうか?そのあたりを少し考えてみます。

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前回の続きです。
忙しくて大事なところの更新が遅くなりました。

【老後の不安】
皆さんは、将来のためにコツコツとお金を貯めていますが、結局のところ何が不安なのかというと「お金の不安」なんだと思います。

若い頃は毎月給料がもらえ、使いすぎてもひと月我慢すればまた次の月にはお給料がもらえました。
一年に2回、ボーナスもあるのでそのお金でちょっと贅沢もできました。

しかし、老後の定期収入といえば、年金だけです。
年金は、「老後の豊かな生活を保障する」というものではなく、「生きていくために必要な最低限の費用を保障する」という考えで支給されるものです。つまり、年金だけではまともな生活は望めないのです。しかも「介護」も「医療」も今は自己負担分がありますから、年金を毎月使い切る生活をしていたら、万が一のときに医者にすらかかれない。

そうすると、やはりある程度お金に余裕がないと心配です。
では、いくらぐらいあれば安心できるでしょうか?

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貯蓄に励む日本人
最近、たくさんの方に会う機会があります。
その際に思うことですが、

若いサラリーマンに会うと、男・女、未婚・既婚にかかわらずほとんどの人が貯蓄をしています。
また60代の方に会うと、ほとんどの方が退職金で住宅ローンの返済をし、残りは貯蓄しています。

もっとも消費を期待される若者世代、そしてもっともお金を持っている老後初期世代。
このどちらもが消費意欲を持たず、コツコツと貯蓄に励んでいるのです。

このマインドは、景気にとってプラスでしょうか?それともマイナスでしょうか?

答えは明らかですよね。マイナスです。
なぜなら、景気の上昇はお金の流れ(キャッシュフロー)の増加によってもたらされるからです。
お金が設備に変わり、設備が商品を生み、商品がまたお金を生む、そしてそのお金がまた設備に回り…といった循環が好景気です。

しかし、昨今の日本は不景気が続いています。

バランスシート不況
日本の陥っている現象は「バランスシート不況」だと言われます。
「バランスシート不況」とは、リチャード・クー氏が提唱したのだと思いますが、次のような一連の現象を指すようです。

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