カテゴリ:ビジネス関連のこと( 45 )

またまた時間が空いちゃってすみません。

さて…
前回は、人材価値について書きました。
かなり前なので、忘れちゃってる方も多いと思いますが、全体的に次のような流れでした。

・人材価値は、市場の需給によって決まる
  ↓
・市場で価値を認めてもらえるのは2つ
 1.たくさんの金を生む
 2.希少価値が高い

  ↓
・希少価値が高い人材になるべき
  ↓
・どうせなら1000人に一人を目指そう!

というわけで、今回はその続き、「どうやって1000人に一人の人材になるか」です。

…そうそう、前回記事の最後では、人材価値を決める方程式を定義しましたね。今回は、この方程式を使って、どのような人材になるべきかを考えてみましょう。

【人材価値を決める方程式】
スキル×経験×その他の属性=人材価値



ある広告代理店の採用
仮に、あなたが大手広告代理店の人事部長だったとします。
今年から、アフリカのケニアで始まる新しい政府広報プロジェクトのために、新人を2人を採用することになりました。年収800万円で出した募集に集まったのは、4人。あなたならだれを採用しますか?

【Aさん】
スキル11 × 経験11 × その他属性1 =121
【Bさん】
スキル12 × 経験10 × その他属性1 =120
【Cさん】
スキル9 × 経験11 × その他属性1 = 99
【Dさん】
スキル 8 × 経験 8 × その他属性1 = 64


転職市場において待遇がある程度決まっている場合、こんなふうにスキルや経験の似通った人が集まってきます。もし「年収2000万円」で募集を掛けていれば、「スキル15」とか「経験18」とかいうプロフェッショナルが来ますし、「年収400万円」の募集なら「スキル8」「経験7」といったスタッフが集まるわけです。

で、この場合ですが、普通に考えれば採用されるのはAさん(合計点:121)かBさん(合計点:120)ですよね。

一番低いDさん(合計点:64)は、どうですか?採用したいですか?
…この人は絶対採用しませんよね。スキルも経験も足りない。他の候補者と比べると能力の差は歴然です。

ではCさん(合計点:99)はどうでしょう?
Cさんのスキルや経験はAさんBさんとそれほど大差ありませんから、検討の余地はありそうです。でもやっぱり採用しませんよね。だって、候補者にAさんBさんがいれば、そっちを選ぶでしょ?

つまり、力量が著しく低いDさんも、力量の差があまりないCさんも、どっちも「絶対受からない」んですよ。しかも実際の採用現場では、AさんBさんと同じくらいの人がたくさん受けにくるわけですから、CさんDさんが受かる確率は絶望的なものになります。

以上のように、個々の力量を比較した時には小さな差でも、採用するかどうかを決める場面では、結果として大きな差となって表れてしまうのです。これはCさんのように中途半端な人にとっては厳しい現実ですね。

ところが、もし候補者の中にZさんのような人がいたらどうでしょうか。

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ご無沙汰しております。
ここ最近ブログを書く余裕がなくて、なかなか更新できておらず申し訳ありません。最低でも月に3本は記事を書きたいと思ってるのですが、それも達成できておらず…(涙)。滅多に更新されない、こんなブログを見にきてくださり、ありがとうございます。


さて、そういうわけで(どういうわけだ?)、今回は人材価値について考えてみたいと思います。

■人材価値はどう決まるか?
皆さん、自分の人材価値ってどのくらいか知っていますか?

よく、転職サイトなどで「あなたの適正年収は?」なんてやっていますが、あれならスキル(スペック)と経験の組み合わせで人材価値の目安を知ることができますよね。

例えば、
----------------------
Aさん:男性 30歳
・TOEIC 800点 
・早稲田大学卒業
・簿記2級
・営業経験2年
・プログラマー経験4年
・管理職経験2年




あなたの適正年収は 850万円です!
----------------------
みたいなやつですね…。

こういうのって、まあ一つの目安にはなるかもしれませんが、あくまで参考値ですよね。
仮にAさんが転職活動をしてみても、その市場にはAさんと同じような人材価値を持つ競合がたくさんいて、Aさんが採用されるかどうかは分かりません。結局のところ、適正年収850万円の世界にも「良い人材」と「そうでもない人材」が居て、「良い人材」はどこに行っても受かるし、「そうでもない人材」はどこに行っても受からないというのが現実です。当然といえば当然のことですが、価値というのは市場の需給によって決まるものなので、いくら品質が高くたって買い手がつかなければ価値は認められません。


では、どうすれば人材価値は上がるのでしょうか?


■どうやったら人材としての価値を上げられるか?
「買い手がつかなければ価値がない」ということは、逆に考えれば「買い手がつけば価値がある」ということになります。つまり、とにかく買い手さえつけば人材価値が高いのと同じってことですよね。

では世の中のマーケットでは、いったいどんなものに買い手がつくのでしょうか?
人材マーケットに限らず、あらゆるマーケットで共通して必ず買い手がつくものは、次の二つです。

1.たくさんカネを生むもの
2.滅多に手に入らないもの


…ということで、もしあなたが自分の人材価値を上げたいと思ったら、自分が「たくさんのカネを生む(パフォーマンスの高い)人材」になるか、「滅多に手に入らない(希少価値の高い)人材」になれば良い、ってことですね。

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前回の更新以降、随分時間が経っちゃいました。申し訳ありませんでした。

さて、続きです。

前回は、若手社員たちが『社員旅行』を企画するケースを通じて、なぜ軸がブレてしまうのかについて書きました。若手社員たちは社長から直々に頼まれて、意気揚々と企画を立ち上げたのですが、各方面の意見を聞くたびに企画がブレてしまい、最後は社長に「君たちはこの企画でいったい何を実現したいんだ…?」と言われてしまいましたね。

軸がブレる人たちの典型例としては、次のようなものがありました。

1.考慮(思考のプロセス)が足りない
2.知識が足りない
3.こだわりが足りない


では今回は、ブレない人はどうなのか、どうすればブレないのかについて書きたいと思います。

 ◇  ◇  ◇

ブレない人1.論理的に深く考える人
外資コンサル会社で思考の訓練を徹底的に叩きこまれたAさんは、企画を考えるときに必ず「5つのWhy?」「クリティカル・シンキング(批判的思考)」「フレームワーク思考」などをやって、どんな意見や疑問も「想定内」にしてしまう人でした。彼の思考レベルは深く、隙がないため、「ぱっと見た人の思いつきの意見」に惑わされることはほとんどありませんでした。社内の会議でも人の意見に左右されることがなく、企画はいつも最短ルートを通ってゴールにたどりつきました。

ブレない人2.幅広く知識を得る人
コミュニケーション力抜群のBさんは、いつも多くの人から意見を聞いて企画を立てていました。気になることがあったらすぐに電話。社内外の老若男女を問わず多様な意見を集めて作られたBさんの企画は、いつも「勘所がいい」と言われました。Bさんは人に話を聞く過程で、さまざまな関連情報をキャッチしては自分の企画に反映していきました。Bさんは、色んな人の意見を取り入れはしますが、どの情報も平等に扱いました。えらい人の意見も新人クンの意見も同じ「一つの意見」として扱いました。Bさんの企画は、上司から何か言われても「それは○○さんに聞いて対応済みです」と回答をすることが多く、企画がブレることはまずありませんでした。

ブレない人3.こだわり職人
Cさんは、常に自分の企画にプライドを持っている頑固な女性でした。上司から「ここを見直した方がいい」というアドバイスを受けても、「もう少し時間を下さい。考えてみます。」と言って一旦引きさがり、上司のアドバイスをほとんど盛り込まない企画をもう一度持ってきては、上司に「あのさ~、私の言ったこと聞いてた?」と怒られていました。しかし、彼女は上司のアドバイスに対しては、ものすごく真摯に向き合っていました。一旦引きさがるのは、大切な企画をその場の雰囲気だけで「見直します」と言うのが嫌だったからです。他人や上司の意見に対して冷静にじっくり考えたうえで決めるので、彼女の企画はブレることが少なく、結果的にエッジの効いた良い企画をたくさん成功させていました。

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何かをしようと思った時、他人の意見で方向性がブレてしまうことって、ありませんか?
最初はすごくいい企画だったのに、意見を聞くたびに軸がブレていき、企画がスタートするときには目も当てられないような企画になっている、なんて残念なケースを良く目にしますね。

一方で、何を言われても全然ブレない人もいます。そういう人が担当する企画は、いったん方向性が定まれば軸がブレることがないので、結果的に素晴らしい成果になります。

軸がブレる人とブレない人の違いは何なのでしょうか?どうすれば、「ブレない人」になれるのでしょうか?今回は、そんなことをテーマに書いてみたいと思います。


◇   ◇   ◇


ケース:社員旅行企画(※これはフィクションです)
ある企業で、若手社員が社員旅行を企画することになりました。きっかけは、社長の一言でした。

社長は、若手のメンバー10名を集めてこう言いました。
最近、うちは規模も大きくなってきた。1000人を超える大所帯だ。昔は社員はみんな顔見知りだったが、大きくなって知らない人同士も増えてきた。そのせいか、最近は少し社内がギクシャクしている気がする。そこで、若い君たちが会社の風土を良くするために、何か考えてみてくれないか?

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人生の中で、男にはビシッと決めなければならない場面があります。
そんなシーンに直面したとき、男としての真価が問われるのです。

例えばこんなシーン…

◇  ◇  ◇

ある、仕事一筋の男。
彼は家族のために必死に働き、会社では若手のエースと目されていた。難しい仕事は、いつも彼のところに降ってきた。でもそれは「あいつなら何とかするだろう」という信頼の裏返しでもあった。彼は与えられた仕事が難しければ難しいほど燃えた。
そうこうしている間に、彼の仕事は日増しに忙しくなり、次第に残業や休日出勤も増えていった。

そんなある日、本部からの指令で彼の海外出張が決まった。会社にとってとても重要なプロジェクトで、彼のような若手が呼ばれることは珍しいことだ。海外出張を指示されたあと、渡航の予定を書き込もうと思ってスケジュール帳を見た彼は思わずあっと小さな声を出した。

「この日は結婚記念日だった…。」
上司には既に海外渡航について了承を伝えてしまった。致し方ない、これは今後のキャリアにも関わるチャンス。妻も分かってくれるだろう。

家に帰った彼は、海外出張のことを奥さんに話した。その日が結婚記念日なのは知っていたが、どうしても仕事が外せなかったことも説明した。奥さんはずっと、どこか思い詰めたような表情で話を聞いていたが、会話の最後にポツリ、こうつぶやいた。

「ねえ…仕事と私、どっちが大切なの?」

彼女の目には涙が浮かび、いまにも溢れそうだった。


◇  ◇  ◇



…なんて、こんなシーンありがちですよね。こんなシーンにこそ、男の真価が問われます。
もしみなさんだったら、どう答えますか?


1.君に決まってるじゃないか!
2.そんなの選べないよ。どっちも大切だから。
3.バカな質問するな、仕事しなきゃ食っていけないだろ。


はい、どれも正解ではありません。
これは、あるバラエティ番組で芸人さんが言っていたのですが、ハッとさせられました。

その答えは、

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今、衆議院の解散で政治に関する議論が熱いですね。

皆さんは、議論をしていて意見が対立してしまうことってありませんか?意見が対立してしまうと、話が前に進まなくなってしまいますね。

今日はそんなときに役立つ、「対立のたちつてと」について。

これ、日常生活や仕事でもかなり使えます。グループインタビューとかでも使えるので、就職活動中の学生にもぜひ知ってもらいたいですね。特に交渉や説得が苦手な人は、これを覚えておくだけでかなり違いますよ。


議論における「対立」状態
何かを議論するとき、意見の食い違いなどが元でお互いがぶつかってしまうと、話はそこで止まってしまいます。いわゆる「対立」の状態ですね。議論の場でこの「対立」が起きてしまうと、それ以上先に進めることができません。これはとても困った状態です。

そもそも議論って、主に何かを決めたり、何か行動を起こしたりするときにするものですよね。
しかし、議論の段階でこの「対立」状態になってしまうと、それ以上動くことができず、にっちもさっちも行きません。これはいやですよね。

でもこの対立状態、実は「上下左右360度真っ向対立」というケースは皆無です。
どのケースでも、前提の違いや視点の違いなど、どこかに対立ポイントがあり、そこさえ特定できれば、意外と簡単に解決できるものなんです。

では、そのポイントはなんでしょうか?
どんな時に「対立」が起きやすいのでしょうか?


…ここで、「対立のたちつてと」が役に立つんです。


対立のたちつてと
対立のたちつてと」とは、「対立に陥りやすいパターン」ベスト5を次のように「たちつてと」でまとめたものです。

た …立ち位置がちがう
ち …知識がちがう
つ …粒の大きさがちがう
て …定義がちがう
と …時計がちがう


では、一つ一つ見ていきましょう。

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前回の続きです。
せっかくなので、カーシェアリングのビジネスモデルについて少し考えてみます。

カーシェアリングのビジネスモデルは?
このカーシェアリングサービス、60分間使っても800円しかかからないので、かなり安上がりに感じますが、どういうモデルなのでしょうか?

まず、費用について考えてみましょう。
このビジネスをするための経営資源は「駐車場1つ」と「車1台」ですよね。

「駐車場1つ」にかかる費用
以前うちの近所で、いくつかの駐車場業者に見積もりを取ったことがありましたが、月々の賃料は平均6万円程度でした。つまり、この辺りでは駐車場1台分を確保しておくのにかかる費用は月額6万円だということです。カーシェアリングサービスは、駐車場を1台分占有するので、少なくとも6万円以上は稼ぐ必要があります

「車1台」にかかる費用
マツダ デミオであれば、車体価格120万円です。これを10年で減価償却するとして、1年間の費用は12万円、毎月に換算すると1万円です。さらに管理費(洗車・車検等)が毎月1万円、ガソリン代が毎月2万円、保険料が毎月1万円くらいかかると考えられます。
つまり、デミオ1台を稼動させるのにかかる費用は、月額5万円程度だということです。カーシェアリングサービスは、車を一台稼動させるので、少なくとも5万円以上は稼ぐ必要があります

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うちの近くの駐車場「Times」にも、カーシェアリングサービスの『タイムズプラス』ができました。
15分200円という小口の利用ができるということで、早速使ってみることに。


カーシェアリングって何?
…そもそも「カーシェアリング」とはどんなサービスなのでしょうか?
Wikiによると

゛一般に登録を行った会員間で特定の自動車を共同使用するサービスないしはシステムのこと。自動車を借りるという面ではレンタカーと近い存在であるが、一般にレンタカーよりもごく短時間の利用を想定しており、利用者にとってはレンタカーよりも便利で安価になるように設定されていることが多い"

だそうです。ふむふむ。

今回は、この「カーシェアリング」サービスについて、雑感を書きたいと思います。

使ってみた感想
まずは使った感想から。

「ナイス」です、カーシェアリング!
僕は今後もぜひ利用したいですね。(注:ステマではありません(笑))

使い方は、次のような感じです。

①ケータイ画面で予約して
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②駐車場に行き
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③車にカードをピッてかざす
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これでドアが開いて使えるようになります。車のキーはダッシュボードに入ってる。

④返すときは、駐車場に止めて、カードをピッ
これでおしまいです。最後にこんなメールが来ます、忘れ物しても大丈夫。
f0226518_416968.jpg


ね、簡単そうでしょ?

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今日、たまたま近くのラーメン屋さんに行ったので、少し観察してみました。

赤坂見附にある油ラーメン屋さん。小さな行列のできる人気店です。
ランチタイムの客単価は、800円くらい。
座席は10席

待ち時間の間に、お客さん3人くらいについて滞在時間(*座席に座ってる時間。並んでる時間は除く)を測ってみたところ、一人当たりの平均滞在時間は約12.5分でした。
つまり、12.5分に1人が座席に座りラーメンを食べて出て行くのです。
店内を観察しようとゆっくり食べていた僕でさえ滞在時間は15分でしたから、大体合っていると思います。


さてこのお店、平日はいつも12時から行列が出来ていて、13時半くらいまでお店はほぼ満員です。
ですから、平日のランチタイム(90分)は、満席のままずっと回ることになります。

と言うわけで、この数字を元に計算してみましょう。

1.ランチタイム:90分
2.一人当たりの滞在時間:12.5分
3.座席数:10席
4.顧客単価:800円
5.原価(不明。仮の数字として前回記事の321円+人件費を使います)


ランチタイム中に対応できるお客さんの数(1席あたり)
90分÷12.5人=7.2人

ランチタイム中に対応できるお客さんの数(全席合計)
7.2人×10席=72人

ランチタイム売上
72人×800円=57,600円

ランチタイム原価(※4人分の人件費が追加されます)
(1)321円×72杯=23,112円
(2)1,000円×1.5時間×4人=6,000円

(1)+(2)=29,112円


ランチタイム利益
25,488円

このラーメン屋さんは、<b>90分間のランチタイムだけで、1日25,488円の利益を稼ぎ出しているのです。
(*原価の計算はあくまで僕の想像です)

平日ランチタイム数は、毎月20日あるわけですから、1ヶ月で509,760円。1年で611万7,120円の利益となります。

平日の、しかもランチタイムだけで611万円の利益が出ているんですよ!
なかなか夢があると思いませんか?

もちろん、これは人気店のケースなので単純にベンチマークするのは難しいと思いますが、このお店がランチタイムで売る72杯のラーメンの半分を、同じ値段で1日かけて売ることができれば、あなたの年収は411万円になるんです。(*人件費が要らないので、人気店より利益は高くなります)


そんな風に考えると、少しだけラーメン屋さんビジネスも現実味を帯びてくる気がしませんか?
皆さんも、ラーメン屋さんに行ったときは、ぜひそういう観点で利益を想像してみましょう♪
商売なので、もちろん簡単ではありませんが、かといって夢のような難しい数字と言うわけでもないですよ。


以上、補足でした!
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前回は、リスク管理の重要なキーワードである「不正のトライアングル」について書きました。
今回は、この実践を考えるとともに、最先端のリスク管理に照らした考え方について書いてみます。

浮気リスクをコントロールするには?
前回は、リスクの話について長たらしい前置きが続きましたが、実践的な面について考えて行きましょう。
浮気を「不正」の一つと考えれば、「不正のトライアングル」のフレームワークを活用することが出来ます。つまり、この3つの環境を見直すことで、浮気リスクを減らすことができるんです。

 1.機会
 2.動機
 3.正当化


それでは早速始めましょう。
まず、浮気の「1.機会」を減らすにはどうしたらよいでしょうか?
基本的には、人と会う機会そのものをなくしてしまうのが最善の策です。ただし、恋人の交友関係を断絶させるなんて、さすがに無理がありますよね。ビジネスの世界でも、「リスクなくして利益なし」と考えられていますから、そんなのはリスク管理とは言えません。

では、どうすればよいのでしょうか?

ここで防ぐべきなのは、「やろうと思えば手が出せてしまうような状態」ですよね。
ですから、交友関係は尊重しつつ野放しにしなければ良いのです。野放しにしないというのは、「状況を把握し、変化や兆候があればすぐに見つけられる状態にしておく」ということです。

もちろん、全ての交友関係を把握するなんて無理ですから、優先順位をつける必要があります。
そこで、前回記事の例で上位にあった「職場・学校」や「サークル等」などの、“コミュニケーション頻度の高いコミュニティ”から優先的に情報収集すべきです。

誰だって、自分のプライベートな空間に踏み込まれるのは嫌ですから、たとえ恋人でも、事情聴取のように何もかも聞くというのは好ましくありません。ただ、「わっ、自分のパートナーはこんな情報網を持ってるんだ、もし浮気したらバレるな…」と感じてもらうことができれば、不正のトライアングルの一つ、「1.機会」への対処はばっちりです。
効率的にリスクを減らすために、頻度の低いコミュニティは思い切って切り捨てましょう。


次に、「2.動機」をコントロールする方法です。
浮気に関する動機は前回の記事で例に挙げた「不満」と「欲望」の2点ですが、人間の欲望というのは、他人がコントロールするのは難しいと言われています。付き合いの長い相手に対しては、つい欲望そのものをコントロールしたくなってしまうものですが、出来ないことをやろうとしても無駄に疲れるだけです。欲望のコントロールはあきらめましょう。

リスク管理の観点から言えば、コントロールすべきなのは「不満」。「リスクの芽を小さなうちから見つけて、摘み取る」のが、最適なリスク管理手法です。
例えば、企業には「通報制度」「満足度調査制度」など、情報を吸い上げる仕組みがありますが、これと同じ考え方ですね。小さなリスクの芽を見つけるための工夫です。

人間関係においても、こうした考え方はヒントになりますよね。
「相手は自分のどこを不満に思っているのだろう?」ということを調べ・考えてみることはお互いの関係性を良くするためにはとても効果的です。定期的に、相手に「不満な点」や「満足している点」をそれとなく聞いてみるのも一つの手でしょう。

なお、その際に注意が必要です。不満な点を吸い上げる時には、「まさか、私に不満なんてないわよね!?」という口調で訊くなど、相手にプレッシャーを与えてはいけません。
企業の通報制度においても、通報した人が損をしたり攻められることがあると、「通報したら後で何されるか分からん…」といって誰も通報してこなくなってしまいます。通報制度が機能しなくなる瞬間です。ですから、不満を聞くときにはとにかく反論も自己弁護もせず聞くことに徹し、情報を吸い上げることに集中しましょう。情報を手に入れたら、それを取捨選択して対処すればよいのです。そして対処するときは、「発生頻度の高いもの」から対処すると効率的です。

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