2011年 02月 17日 ( 1 )

前回は、超一流企業に就職できたAくんと自分でお店を始めたBさんの最初の3年を追いかけました。今回はその続きです。

【3年目~8年目】
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Aくんはかなり1人で仕事を任されるようになりました。『課長代理』という役職もつき、部下もできました。少しずつ後輩に教えるという仕事も増え、やりがいも出てきました。相変わらず忙しく残業も多い日々ですが、合コンに行ったり資格を取ったり、公私ともにすごく充実した毎日です。
給料は毎年上がり続け、8年目の30歳になった時には基本給が33万円、残業代が20万円で月収53万円、住宅手当も含めると年収は900万円になっていました。

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一方のBさんは、安定した店舗経営。
だんだん貯金も貯まってきたので、新しいオーブンや冷蔵庫を買い換えました。開店5年目を記念して、両親と一緒にフランスに旅行にも行きました。もちろんBさんとお母さんの分は経費で。

フランスのケークサレのお店に行った時、自分の名刺とお店の写真を見せたら、お店の人はとても喜んで、Bさんとお母さんを歓迎してくれました。「おお!日本でこんなモノを作っているのか、たいしたもんだ!」。特別に厨房に入れてもらうと、すごく素敵なケーキ型を発見。どこで売っているのかと聞くと、ベトナムですごく安く売っているとのこと。そのお店の名前と場所を教えてもらい、次の正月休みに買いに行くことにしました。

…次の正月休み、Bさんはベトナムに来ていました。
お店の場所に行ってみると、なんともボロい店舗にフライパンやケーキ型、鍋などが積み上げられています。その中に、あの素敵なケークサレの型が売っていました。
お店のお兄さんに「これはいくらですか?」と聞いてみると、「3万ベトナム・ドンだよ」と。3万…ドン?!あわてて計算機で確認してみると、どうやら130円くらい。日本で買えば3000円でもおかしくない。必死に覚えた表現で、「店にあるやつ全部買うから2万ドンにして」と頼むと、店員は快くOKしてくれました。

大量にケーキ型を買いましたが、幸い重ねるとそれほど大きな荷物にはなりませんでした。スーツケースに詰め込んで日本に帰り、最近開いた楽天ショップで販売することにしました。ただ販売してもつまらないので、ケークサレのレシピと、粉とチーズを入れたセットにしてケーキ型を販売することにしました。「このセットを買えば家にある食材ですぐに本場のケークサレが作れます」という商品。ラッピングはお母さんと二人でやり、袋の中にはフランスのお店の店主の写真を入れました。『本場フランスのケークサレ専門店で使っているケーキ型です』というコメントをつけて。

これが大ヒット!

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