資産家フリーター vs 超エリート東大生

資産家のフリーターと超エリート頭脳を持つ東大生。結婚するならどっちがいいですか?
今回は、この二人を人生のファイナンスの観点から比較してみたいと思います。
(あくまでファイナンスのみの比較なので、ステータスとか金銭感覚とか遺産とか、そういうのは全て無視してその人の生涯年収のみを単純化して考えてみます。)

1.資産家の息子(フリーター):金持(きんもち)くん
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2.一般家庭の秀才息子(東大生):出来杉(できすぎ)くん

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【誕生~大学生】
資産家の息子として生まれた金持くんは、親から誕生と同時に5億円の資産をもらいました。
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秀才である出来杉くんは、中流家庭の普通の親の家庭に生まれました。もちろん資産はゼロです。
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二人ともすくすく育ち、小学校・中学校・高校・大学と進みました。
金持くんは小さいころから出来が悪く、小学校からオンラインゲームばかり。勉強も全くしませんでしたが、親のコネで何とか大学に受かりました。
出来杉くんは、小さいころから秀才と呼ばれ、公立高校を経て東大に合格しました。東大でもたくさん勉強をしたようです。

さて、金持くんが誕生と同時にもらった5億円は、固定金利で毎年2%ずつ増えるように設定されていました。親心ですね。このため5億円が複利で増え続け、金持ちくんが二十歳になる頃にはすでに7億円を超えていました。
出来杉くんはまだ学生ですから、資産は当然ゼロです。

生活費は親が出したので、どちらもゼロ円でした。

☆22歳現在の資産☆
・金持:7億4200万円
・出来杉:0円

★22歳現在の労働収入★
・出来杉:0円


【就職~30歳】
金持くんは、結局就職をせずそのままフリーター生活になりました。親元を離れて生活するようになり、彼は自分の資産を食いつぶしながら生活することになりました。最初の年は400万円の生活費がかかりました。それから毎年50万円ずつ生活費は増えていきます。30歳になるときには800万円の出費をするようになりました。
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一方出来杉くんは、一流企業への就職が決まりました。東大生ですからね。一流企業とはいっても初任給は安く、20万円しか貯金できませんでした。それでも出来杉くんは少しずつお金を貯めていこうと毎年10万円ずつ貯金を増やしていくことにしました。23歳では20万円でしたが、30歳では90万円を貯金できるようになりました。
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二人の生活水準は、同じように上がっていくと仮定します。つまり出来杉くんも金持くん同様、毎年50万ずつ生活費が増えていきます。

☆30歳現在の資産☆
・金持:8億1000万円
・出来杉:562万669円

★30歳現在の労働収入★
・出来杉:900万円





【31歳~45歳】
金持くんは相変わらず貴族生活ですが、45歳になる頃には生活水準も結構上がり、毎年1,550万円使うようになっていました。資産は少し減りますが、年利2%で運用されているためびくともしません。それどころか増えています。
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出来杉くんはバリバリ働き、企業の役員になりました。年収も2,500万を超えました。30歳以降は毎年貯金を50万円ずつ上乗せするようにしましたが、生活に余裕も出たので毎年100万ずつ増やすようになりました。その結果、45歳の時は1,200万円も貯金をしたのです!さすがエリート!
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☆45歳現在の資産☆
・金持:9億7,542万円
・出来杉:9,405万604円

★45歳現在の労働収入★
・出来杉:2,750万円



【46歳~65歳】
金持くんは、結局そのまま仕事をせず65歳になりました。生活水準は2,500万円。さすがに、資産は少しだけ目減りしてしまいました。
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出来杉くんは「仕事の鬼」と呼ばれるほど働き、副社長までのぼりつめました。年収は5,700万円。6億円を超える一大財産を築き、65歳で超エリートサラリーマン生活に終止符を打ちました。
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☆65歳現在の資産☆
・金持:9億3,863万円
・出来杉:6億7,048万円

★65歳現在の労働収入★
・出来杉:5,700万円


ここから先は、老後と呼ばれる時代です。金持くんも出来杉くんもこれ以上生活水準は上がりません(生活費:2,500万円)。
金持くんはもともと生産性ゼロの消費生活でしたが、出来杉くんもこれから同じように消費のみの生活になるのです。


【66歳~80歳】
さて、老後生活が始まりました。どちらも毎年悠々自適な生活をします。金持くんも出来杉くんも年間2,500万円を使う富裕層ライフをエンジョイ。
…そして80歳。彼らはその生涯を閉じました。


ついに、対照的な二人の人生が終わりを迎えました。
二人の資産はどのようになったのでしょうか?

☆死亡時の資産☆
・金持:8億3,094万円
・出来杉:5億2,764万円


結局、秀才と言われエリートとして頑張った出来杉くんよりも、生まれながらに5億円の資産を持ち、何もしなかった金持くんのほうがたくさんの財産を残したのです。

やっぱり元手がある資産家というのは、凄いんですね。
一方エリートの出来杉くんは労働収入に頼った生活であり体が資本ですから、万が一病気になって体を壊したりしたら、そこで人生の流れは大きく狂ってしまいます。一方、金持くんが体を壊しても、何も問題ありません。使うお金が減ってむしろさらに資産が増えるかもしれません。「金持ちには生命保険は必要ない」と言われるのは、この辺からもよく分かりますね。


ここに出てくる出来杉くんは、本当に出来過ぎっていういくらいのエリートです。
東大、30歳で年収1,300万円、40歳で年収2,000万、最終的な年収は5,700万円。そんな超がつくようなエリート人材でも、最終的に5億円の資産家には敵わないんですね…。ちょっとやる気なくしちゃいますよね。

ちなみに、資産は複利で増えていくため元手が大きければ大きいほどその差は、乗数比例で大きくなります。
金持くんが残した8億円超の資産、金持3世が誕生した時に引き継いだとして、金持3世も金持くんと同じようにフリーター生活を送ったとしたら、金持3世が死ぬときにはいくらになっていると思います?

答えは24億4,445万円です。
もはやどうにもなりませんね。


そういうわけで、資産家ってのはずっと資産家なんです。資産のない人はいくら優秀でも5億円程度の資産家に勝てないのがこの世界のルールなのです。資産家が浪費以外で資産家でなくなるのは、「戦争」「革命」「インフレ」くらいのものです。

【おまけ】
「大富豪」というトランプゲーム、ご存じですか?「大貧民」と呼ばれることもあります。
あれは非常に良くできていますよね?大富豪になった人は強いカードを2枚もらって次のゲームをスタートできます。つまり、よっぽどのことがない限りずっと大富豪で居続けることができますよね。

でも、同じ数字のカードを4枚出して「革命」を起こすと、大富豪と大貧民の立場が一転します。あれは快感ですよね!
いま、経済通の人たちがターゲットを主張している「インフレ」も、大富豪(=資産家)の地位を脅かします。「大富豪」のゲームで、試しに「インフレ」を起こしてみて下さい。かなり面白いですよ。

やり方は簡単。トランプを2セット用意します。
「エースを4枚出したらインフレ」とかのルールにして、次のゲームからトランプもう1セット追加。全てのカードが倍の8枚になります。
大富豪は勝っても2枚しかもらえないので、相対的に弱くなります。

しかも、「5の7カード」とか意味不明の手札ができたりして大混乱になります。ハイパーインフレが起きた時の経済混乱を見るようで面白いですよ。

ぜひ、お友達と試してみて下さい。


以上。
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